岡山トヨペットスペシャル
   後楽園たきぎ能  

平成22年 8月9日(月) 午後6時30分開演(開場6時)
後楽園内特設能舞台(雨天時は岡山市民会館)

主催:山陽放送
共催:後楽園魅力づくり実行委員会
後援:岡山県郷土文化財団
    岡山県公民館連合会
    岡山県呉服専門店会
    山陽新聞社
特別協賛:岡山トヨペット
■前売券 4,800円、当日券 5,500円
       後楽園入園料込み
■お問合せ:RSK事業部
        (086)225-7300
■チケットのお求めは
      RSKサービス(RSKメディアコム)
               (086)270-5770
      チケットぴあ(Pコード403-681)
      ローソンチケット(Lコード68561)
      他 主要プレイガイド

荒天などで会場が変更される場合は、山陽放送ラジオで当日お知らせされます。
観客席は、芝生にビニールシートが敷かれますので、座布団をご用意ください。
飲食物の持ち込み、録音、カメラ・ビデオ撮影はご遠慮ください。
出演者・番組内容は、変更されることがありますので、予めご了承ください。
未就学児童のご入場はできません。

番  組

能 〈 橋 弁 慶 〉

狂言 〈 樋 の 酒 〉

狂言 〈 二人大名 〉
【喜多流】 大島政允

【和泉流】 野村萬斎

【大蔵流】
 茂山千五郎


京の五条の橋の上
 能「橋弁慶」は、武蔵坊弁慶が牛若(後の源義経)に打ち負かされ、主従の契約を結ぶ一件を劇に仕立てたものだ。夜な夜な京の五条の橋に現れて、千人斬りをする少年がいた。その正体は牛若だったが、千人斬りも今夜かぎり。明日には鞍馬寺に上り学問と修行に励むことを母と約束していた。最後の夜が明けようとしたとき、弁慶が現れる。牛若の挑発をうけて悪僧弁慶は大長刀を振るうが、ひらりひらりとかわされる。大長刀は空を斬り続けた末に、少年牛若の太刀に打ち落とされる。この能の見せ場だ。
 能「橋弁慶」の牛若は、いわゆるよい子ではない。勧善懲悪の英雄でもない。行先のみえない、まだ始まったばかりの時間を生きる少年だ。少年特有の無邪気さと残虐性を帯びているとはいえ、善にも悪にも染まっていない。悲劇も喜劇もこれからだ。私たちは義経と弁慶の悲しい最期を熟知しているが、その最期に重ねてこの能を観るかどうかは、観客に委ねられている。まだ始まったばかりの少年牛若の時間に寄り添って観るほうがよいかなと私は思う。
 今宵は岡山の少年が牛若を演じる。後楽園はホームグランドだ。子方の少年自身の等身大の現在に、シテの弁慶がどう反応し、どんな牛若を引き出してくれるのか。そんなところも楽しみのひとつだ。
就実大学教授  川崎剛志
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